中国の北方ではここ数日雨が少なく高温が続く状態にあり、一部地方では深刻な旱魃に見舞われていますが、中国社会科学院農村発展研究所の李静研究員は18日、当放送局記者に「深刻な旱魃は作物の生産量を減らすだろうし、これは今年の食糧価格に影響を及ぼすに違いない」との見解を示しました。

　李静研究員は「私は東北の一部地区を回ったが、トウモロコシなどの成長に影響がでている。これは食糧の生産量を減らすだろう」と述べました。

　また一部専門家は、「今関係部門は旱魃による影響を評価をはじめているが、食糧の市場価格への影響が出るかどうかは今後の気候状況を見る必要がある」と述べました。