アメリカのガイトナー財務長官は14日、「世界各国が経済危機がもたらす財産の損失と公共債務の激増を消化してしまうには時間がかかるため、世界経済の回復プロセスは挫折する可能性がある」と述べました。
ガイトナー財務長官はこの日、サウジアラビアを訪問した際、「危機による金融システムの破壊の程度を考慮したところ、経済の回復プロセスは緩慢であり、しかも、平常以上の揺れあるいは短期の後退を伴う可能性がある」と指摘しました。
またガイトナー長官は、「各国政府は金融危機に対応するために一連の対策を講じた。アメリカでは安定の兆しが見えている。また欧州と日本の経済は収縮の速度が緩まっている。中国の経済は内需刺激の政策の下で好転している。ブラジルとその他のラテンアメリカ諸国の経済も成長の見通しが改善されている」と語りました。(翻訳:玉華 チェック:大澤)
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