中国商務省によりますと、アメリカがこのほど中国製タイヤに特別セーフガード（緊急輸入制限）を発動したことに対し、中国はＷＴＯのトラブル解決プログラムに基づき、アメリカと交渉する意向を示したということです。

　中国商務省の姚堅報道官は「アメリカが中国製タイヤに特別セーフガードを発動したことは、ＷＴＯの規則に違反し、貿易救済措置の濫用にもなる。アメリカに交渉を求めることはＷＴＯ加盟メンバーとしての正当な権利であり、自らの利益を守る行動だ」と語りました。

　さらに、「中国は断固として保護貿易主義に反対し、この決断を関係各方面に理解してもらいたい。多角貿易の体制やルールを共に守り、金融危機を乗り越え、世界経済の再生を促したい」と語りました。（09／14　翻訳者：Ｌｉｎ　チェッカー：吉野）