オーストラリアの東北部の町・ケアンズで開かれた第40回PIF・太平洋諸島フォーラムサミットは6日、「世界規模で気候変動問題に対応していこう」と世界各国に呼びかけて閉幕しました。

　閉幕後に発表したコミュニケは、「指導者は、2010年後の温室効果ガスの排出削減の目標達成を目指して、世界の平均気温が2度以上上昇しないこと、2050年までにガス排出が少なくとも1990年レベルの半分に収まること、ガス排出の最高値が2020年を超えないよう、世界各国に呼びかけている」としています。さらに、目標達成のために、先進国が早く関連政策や法案を制定するよう呼びかけました。

　このほか、指導者は「年末にコペンハーゲンで開かれる世界気候変動大会での合意達成を期待しいている」と強調しました。（朱丹陽）