NATO・北大西洋条約機構の事務総長に新しく就任したアナス・フォー・ラスムセン前デンマーク首相は5日、アフガニスタンを電撃訪問しました。首都カブールでアフガニスタンのカルザイ大統領と会談した後、記者会見を開き、「当面のアフガン情勢は軍事的な手段により解決することはできない」と示しました。

　この中で、ラスムセン事務総長は「アフガン復興は、国際社会の承諾と軍事的な手段と相まってはじめて問題を根本的に解決することができる。今後NATOは、アフガニスタンが自ら治安を維持する能力が備えられるまでアフガニスタン治安部隊の訓練に当たる」と語りました。

　このほか、ラスムセン事務総長は「今月に予定されている選挙はアフガンにとって重要な意義がある。NATOの国際治安部隊は、選挙中の安全確保に全力を尽くしていく」としています。（翻訳：コオリ・ミン）