NATO・北大西洋条約機構加盟国の外相らとロシアのラブロフ外相は、27日午後、ギリシアで非公式な会議を開きました。
会議では主に、アフガニスタンの麻薬密売の取り締まり、NATOの地中海地域でのテロ取り締まりパトロールへのロシアの復帰および、マリア海域での海賊取り締まりなどNATOとロシアの協力について討議されました。
NATOの報道官は「ロシアと政治面での関係を回復するだけでなく、軍事協力も全面的に復活させたい」と強調しました。
イタリアのベルルスコーニ首相は「会議の前に、ロシアのメドベージェフ大統領と電話で会談し、ロシア側はNATOとの関係を全面的に回復したいとの意向を表明した」と述べました。
イギリスのミリバンド外相も「現在、西側諸国とロシアはともに核拡散、テロリズム、気候変動といった新なた安全問題を直面している。ロシアを孤立させるのは、西側にとって利益にならず、双方は問題に共同で対応していくべきだ」との見解を示しました。
NATOに駐在するロシア外交使節団の高官は、会議に先立ち、今回の会議が円満に進むことに期待を示していました。(朱丹陽)
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