シリア訪問中のアメリカ大統領中東問題担当ミッシェル特別大使は26日、シリアのダマスカスで「アメリカは、シリアとイスラエルの和平交渉再開に力を入れている」との考えを示しました。

　善の見通しについて重点的に論議したほか、中東地域の安全と安定を実現する上でのシリアの役割を強調しました。

　シリア大統領府が発表したコミュニケによりますと、ミッシェル特別大使は会談の中で、「オバマ大統領は相互尊重、相互利益を基礎に、シリアと関係を樹立し、また共に関心を寄せる問題について意見交換したいと考えている」ということです。これに対して、アサド大統領は「シリアは、国連の関係決議と『土地と平和の交換の原則』に基づいて、地域の平和と安定を実現し、非占領地を取り戻す」との考えを強調しました。(万)