オバマ大統領の就任以来、アメリカのイメージが改善されたことが23日、アメリカの調査機関の発表で明らかになりました。一方、イスラム諸国では、アメリカに対する不信感が依然として濃厚だということです。
この調査は、アメリカの調査機関ピュー・リサーチ・センターが、25の国と地域のおよそ2万7000人を対象に、今年5月中旬からおよそ1ヶ月にわたって街頭インタビューや電話調査で実施したものです。その結果、去年実施した同様の調査と比べ、アメリカに対し好意的な感情を持つ人の割合が下がったのはイスラエルだけで、その他の11の国と地域では、好感を持つ人の割合が10%以上高まりました。そのうち、西欧の一部の国とインドネシアの増加幅が最も高かったということです。
イメージ改善の理由について、キューバ・グアンタナモ米軍基地の閉鎖とイラクからの米軍撤回などが認められたためだとされています。
その一方、イスラム諸国とくにパキスタン、トルコとパレスチナでは、民衆のほとんどがアメリカの政策と動機に不審を抱いており、アメリカに好感を持つ人は20%足らずだということです。(鵬)
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