アルゼンチンのタイアナ外相は21日、「米州機構（OAS）は、ホンジュラス危機の解決にあたって、引き続き集団行動をとり、ホンジュラス暫定政府に圧力をかける。それによって、話し合いによる危機の解決を促していく」と述べました。

　米州機構のホンジュラス問題特別会議の議長を務めるタイアナ外相は、「ホンジュラスでクーデターが発生した後、米州機構は一連の集団行動をとり、ホンジュラスの衝突における当事者間の会談を促してきた。現在、ラテンアメリカ各国は、対話により、団結と協力を強め、ホンジュラス暫定政府に引き続き圧力をかけるともに、情勢の変化に応じて、米州機構の枠組みの下で、より多くの集団行動をとるつもりだ」と述べました。その上で、「国連はホンジュラスのクーデターを非難する決議を採択したが、国連の枠組みの下では、ホンジュラス暫定政府に対して、更なる行動をとることは難しい。そのため、現在のような情勢下では、米州機構など地域組織がさらに積極的な役割を果たすことが求められる」と指摘しました。（翻訳：ZHL）