コスタリカで18日と19日に行われた第2ラウンドのホンジュラス政治危機調停対話は成果を上げませんでした。コスタリカ政府筋によりますと、双方は22日に対話を再開する予定ですが、追放されたホンジュラスのセラヤ大統領代表団はすでに、ミチェレッティ暫定大統領代表団との対話を拒否したということです。

　セラヤ大統領は対話後の記者会見で、「私の帰国を阻止してはならない」と表明しました。セラヤ大統領のモンカダ報道官は、「交渉失敗の原因はホンジュラス暫定政府がセラヤ氏の帰国と復職を拒否したことにある。われわれはミチェレッティ暫定大統領代表団と新たな対話をしない」と述べました。しかし、モンカダ報道官は新たな代表団と対話する可能性は否定しませんでした。

　コスタリカのアリアス大統領はこの3日間で双方の危機解決案をまとめるように努力していくと表明しました。

　アリアス大統領はホンジュラスの政治危機の早期収拾のため、今回の 第2ラウンドの国際調停対話を斡旋していました。アリアス大統領は双方に7項目の提案を出しましたが、ミチェレッティ暫定大統領は最終的にセラヤ大統領の復職を拒否しました。（翻訳：トウエンカ）