コスタリカのアリアス大統領は18日、ホンジュラス政治危機の早期収拾に向けた調停交渉の第2ラウンドで、7項目を双方に提案しました。

　提案には、追放されたセラヤ大統領を復職させ、ホンジュラス大統領選挙を繰り上げて行うこと、セラヤ大統領とミチェレッティ暫定大統領による「国民和解統一政府」を樹立すること、クーデターでの政治犯の大赦を行うこと、セラヤ氏がこれからの大統領選挙において憲法を修正し、憲法が認めていない国民投票を行うことを断念すること、大統領選挙を確保するため、軍隊の指揮権を政府から最高選挙裁判所に移転するなどが盛り込まれていました。

　アリアス大統領は「双方がこの提案を受け入れれば、コスタリカは、米州諸機関でのホンジュラスの合法的議席復帰や他国の制裁取消しを働きかけたい」と約束しました。（翻訳：コオリ・ミン）