中国全国人民代表大会常務委員会のスマイ・アイマット元副委員長は、11日ウルムチ市で、ウルムチ暴動を強く非難し、「東トルキスタン独立運動」が「ウイグル族の精神の母」だと称するラビア氏にはウイグル族を代表する資格がないとの見解を示しました。
スマイ氏は、「ウルムチ暴動は民族の団結を著しく損ねる事件であり、社会に混乱をもたらし、多くの犠牲者と財産の損失を出した。このような暴動は断じて許さない」と述べました。
また、スマイ氏は「ラビア氏は西側メディアに掲載した文章で新疆を『東トルキスタン』と称したが、これはでたらめな理屈にすきない。このことはラビア氏の新疆の歴史に対する無知とゆがんだ解釈をあらわにした。中国は多民族国家であり、民族の団結は国家の運命に関わる。人々は異なる信仰を持つことができ、異なるライフスタイルを選択できるが、国を愛する点では皆が一致しなければならない」と語りました。
さらにスマイ氏は、「国家の分裂を図る者はいかなる民族も宗教も代表していない。彼らは祖国に反した上、民族に対して罪を犯し、宗教をも汚した。彼らは各民族と人民、そして宗教信仰者の共通の敵である」と述べた上、中国政府の事態への迅速な対応を賞賛し、新疆が安定を取り戻すことに自信を示しました。(黄恂恂、金井)
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