中国の陳竺衛生相は、3日、メキシコのカンクンで、「中国の新型インフルエンザの予防対策は、世界の予防対策の一部だ。世界が共同で予防対策を取るのは非常に重要だ」と強調しました。

　これは、陳竺衛生相が、カンクンで開かれている新型インフルエンザ予防のハイレベル会議で、述べたものです。これについて、陳衛生相は、「中国は発展途上国として、人口が多い上、衛生資源の配置もアンバランスである。このことから、中国は外国からの感染や国内での感染拡大を防ぐという予防方針を取り、よい効果を見せている。このほか、中国はWHO・世界保健機関やその他の国々とも積極的で、透明な協力を行っている」と述べました。

　さらに、「新型インフルエンザやインフルエンザ大流行を防ぐ専門家、メキシコの衛生相を含む多くの国の衛生相は、8月2日に北京で開かれる国際シンポジウムに参加する」と明らかにしました。（朱丹陽）