中国の胡錦涛国家主席は26日北京で、タイのアピシット首相と会談しました。

　胡主席は中国とタイの関係を高く評価し、「タイは東南アジアにおいて中国の信頼できるよい友であり、よいパートナーでもある。中国はタイとの関係を非常に重視し、タイと共に努力し、両国関係のいっそうの発展を推進していく。2010年に、中国とタイの国交樹立35周年を迎える。『中国とタイは一家のごとく』というイベントの計画を立てることを希望する」と述べました。

　これに対し、アピシット首相は「タイ国民は中国との伝統的な友情を大切にしており、両国の国交樹立35周年を契機に、両国関係を一段と発展させたい。国際金融危機が深刻化しつつあり、こうした状況の下で、タイは経済貿易や投資、農業などの分野における中国との協力を強化し、社会交流を拡大していくことを望んでいる。また、タイは中国と協力して、ASEAN・東南アジア諸国連合と中国との協力を推進していくつもりだ」と述べました。（翻訳：トウエンカ）