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イスラエル首相、演説でパレスチナとの交渉再開を表明

2009-06-15 10:24:03     cri    

 イスラエルのネタニヤフ首相は14日夜、バル・イラン大学で演説を行い、就任後、初めてイスラエルの内外政策について説明しました。演説の中で、ネタニヤフ首相は「いかなる前提条件も設けない情況の下で、パレスチナとの和平交渉を再開するよう」パレスチナ指導者に呼びかけました。

 ネタニヤフ首相は、「パレスチナ側が軍隊を設置しないと約束し、イスラエルの安全確保に必要な措置を講じ、イスラエルをユダヤ民族の国家と承認すれば、イスラエルは自国の隣での非軍事化的なパレスチナ国家の樹立に同意する」と語った後、「エルサレムはイスラエルの首都である」と強調しました。

 一方、アメリカホワイトハウスのキズブ報道官は14日声明を発表し、「ネタニヤフ首相が非軍事的なパレスチナ国の樹立を受け入れることに対し、『これは前向きな一歩を踏み出した』とオバマ大統領は評価している」と語りました。

 しかし、パレスチナ各派はネタニヤフ首相の演説を批判しています。パレスチナ自治政府のアッバス議長のルデイナフ補佐官は、「ネタニヤフ氏はパレスチナ難民の回帰権を拒否し、エルサレム問題で妥協せず、本地域の和平プロセスを損なった」と語りました。

 ハマスのバルホウム報道官は、「ネタニヤフの演説はイスラエル政府が人種差別と極端主義の政府であることを表している。その政治綱領はすべてのパレスチナ人の権利を損なった」と語りました。

 一方、EU・欧州連合の共通外交安全保障上級代表は14日カイロで、「平和手段を利用してはじめて国家安全を実現できる。EUとアメリカは中東和平プロセスにおける立場が一致しでおり、引き続きイスラエル側と交渉する」と語りました。(06/15 翻訳者:Lin チェッカー:金井)

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