ニュージーランド衛生省は13日、「ニュージーランドで、新型インフルエンザ（H1N1型）感染症例2例を確認した」と明らかにしました。

　ニュージーランド衛生省は、「首都ウェリントンで確認された2例の感染者に対する追跡調査の結果、この2人の患者は海外旅行をしたことがなく、海外から帰国した人と接触したこともない」と述べました。このことから、ニュージーランド衛生省の官員は、「ニュージーランドで新型インフルエンザのウイルス感染の範囲が拡大される可能性がある。現時点では、ニュージーランドでは、合計43例の感染症例が確認されている」と警告しました。

　また、タイ公共衛生省が13日公表したところによりますと、タイでは、新たに感染症例１７例が確認され、いずれも幼児だということです。感染症例は合計106例となりました。

　WHO・世界保健機関の統計によりますと、13日夜11時まで、世界の75の国と地区で確認された感染症例は2万9669例で、そのうちすでに145人が死亡しています。（翻訳：トウエンカ）