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WHO、新型インフルエンザの病原性が中等度と強調

2009-06-13 14:11:52     cri    

 WHO・世界保健機関が11日に、新型インフルエンザの警戒レベルを現行の「フェーズ5」から、世界的大流行(パンデミック)を意味する「6」へ引き上げると発表しました。WHOは、新型インフルエンザのパンデミック発生を認めながらも、その病原性が中等度であると重ねて強調しています。

 WHOのオフィシャルサイトは、パンデミック発生を意味するフェーズ6はウィルスの感染範囲から判定したもので、その病原性の強さを意味しないと述べています。WHOのマーガレット・チャン事務局長も、パンデミック発生を認めても、疫病の病原性と致死性が著しく高まったことを意味しないと重ねて強調しました。

 WHOはまた、現段階で世界各国が旅行の自粛措置を取ることに賛成しないとしたうえで、時間の推移にしたがって新型インフルエンザの大流行が変化していく可能性があると指摘しました。これはウィルスの変異、人間免疫力の低下と医療衛生機関の対応力などと関わっています。

 WHOは、世界各国に技術指導と物資を提供し、医療関係者の研修を続けるほか、医療衛生機構が整備されていない発展途上国により多くの薬品とワクチンを提供すると述べました。(翻訳:KH)

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