中国とロシアの専門家は1日、テレビ会議を開き、「国際的な金融危機が終息した後、BRIC諸国(ブラジル・ロシア・インド・中国)が急速な経済発展を遂げ、世界経済を牽引していく」と一致した意見に達しました。
中国現代国際関係研究院の世界経済研究所の陳鳳英所長は、「国際的な金融危機が広がっている中、BRIC諸国をはじめとする新興経済体が世界経済を安定させる役割を果たしている。世界経済への貢献率も今年に入ってから著しい伸びを見せている」とし、「産業構造の調整と経済成長の構造転換の成功を前提に、BRIC諸国が金融危機後の世界経済の発展を牽引していく」と述べました。
ロシア過渡期経済研究所の専門家は、「BRIC諸国は先進国より早めに金融危機の泥沼から脱出できる。BRIC諸国の国際収支のバランス、債務と赤字などマクロ経済の指標は一般水準を上回っており、金融危機に対応するための資金も十分である」と分析しました。
中国国務院発展研究センターの欧州・アジア社会発展研究所の李永全副所長は、「BRIC諸国が合意した2国間と多国間協力の枠組み内では、中国とロシアの協力分野が最も広い」とし、「中国とロシアが資源、技術、人力と市場など4つの分野において協力し、潜在的な力を掘り出していくべきだ」と述べました。(翻訳:KH)
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