アメリカ疾病予防管理センターが14日に発表した最新データによりますと、アメリカでは死亡例3人を含め、確認されたA型インフルエンザ感染例と疑い例はすでに4298人に達しました。
A型インフルエンザ(H1N1)の感染はすでにアメリカの47の州に広がっています。アメリカ疾病予防管理センターの報道官は、このところアメリカのA型インフルエンザ(H1N1)の感染確認例と疑い例が著しく増加しており、しかも疑い例のほとんどに感染が確認されていることから、14日から2つのデータをあわせて発表するとしました。
数多くの学生に感染の症状が見られるため、アメリカのニューヨーク市は、15日から5日間、クィーズ区の3校の公立学校を閉校すると決めました。
また、メキシコ科学院の専門家は14日、「メキシコのA型インフルエンザの感染情況は、本国の流行病に対する準備不足や医療体制の弱さ、資源の不足などの問題を十分明らかにした」と指摘しました。メキシコ科学院が14日に発表した公告によりますと、メキシコ政府が毎年、科学研究に投資する資金は国内総生産の約0.33%しかなく、この結果メキシコは医療を含めた科学技術の大部分をほかの国に頼るしかない、ということです。
このほか、メキシコ政府は14日、次回の国連大会における専門基金の設立を提案し、各国のA型インフルエンザの感染による経済損害を補償するのに用いると発表しました。メキシコ衛生省のコルドバ相は同日、「近々行われる国連大会で経済補償の正確な数字を提出するため、メキシコ政府は現在、感染によって受けた経済損害を計算している」と実証しました。
ペルーの衛生省は14日メディアに、アメリカから帰国した女性1人にA型インフルエンザの感染が確認されたと示しました。これはペルーで、初のA型インフルエンザ症例です。
世界衛生組織が発表した最新のデータによれば北京時間の5月15日午後5時現在、全世界の34の国と地区で確認されたA型インフルエンザの感染の症例は、全部で6497人であり、そのうち死亡者は65人だということです。(楊)
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