中国の四川省と山東省でこのほど、A型インフルエンザの感染者2人が確認されましたが、中国は様々な措置を講じて、A型インフルエンザの感染拡大を食い止めることに取り組んでいます。

　各地の医療機構では、感染症または発熱を専門とする外来患者診療所が設けられました。交通輸送や鉄道部門は、港、駅の旅客に対して、体温検査を行うと共に、公共交通機関への消毒を徹底しています。また、衛生省は各級の疾病管理予防機構と医療機構が、確認後2時間以内にインターネットによる直接報告制度を厳しく運用し、直ちに報告するよう求めました。

　まもなく高校入試や大学入試が行われることを受けて、教育省は14日通達を出し、学校でインフルエンザの感染を防止する措置をとり、朝の定例検査の実施を徹底し、感染例が見つかれば、2時間以内に報告するよう要求しています。（翻訳：ZHL チェック：安藤）