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地震被災地、文物保護を重視

2009-05-15 13:43:11     cri    




















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 去年5月12日に発生した四川大地震は数多くの人々が死傷しただけでなく、現地の文物も破壊や損害を受けました。地震発生後、政府は被災地の文物の補修と保護活動をスタートさせ、60億元を拠出する計画です。CRIの記者が被災地で取材した際、文物の保護と補修活動が順調に進んでいることを確認しました。今日のこの時間は被災地の文物保護についてお伝えします。

 中国西南部にある四川省は長い歴史を持ち、数多くの文物があります。去年の大地震で四川省の文物特に建築物が大きく損傷しました。四川省文物局の王キョウ(王辺に京)副局長は「大地震は文化遺産にとって大災害となった。128ヶ所の国レベルの文化財は79ヶ所が損害を受け、文化財の62%を占め、また169箇所の省レベルの文化財も損害を受け、30%を占める」と述べました。

 被災地にはとても重要な歴史的古跡があり、そのうち一番有名なのは都江堰です。2000年以上の歴史を持つ水利・灌漑施設は現在も洪水防止や灌漑の役割を果たしています。幸いに、大地震で都江堰の損傷はわずかでしたが、その設計者を記念する二王廟は地震で倒壊しました。

 二王廟を修復するため、文物保護担当者は再建案を真剣に検討し、保存された建築当時の建築図に従って、当時の材料を使って、修復します。再建工事を担当する会社の責任者趙文波さんは「修復された二王廟は元々のと同じ模様だと思う。何もかも一緒だ。」と述べました。

 都江堰、青城山など世界的文化遺産のほか、地震で民族的特色のある文物も博物館内の文物もひどく損傷されました。損失を減らすため、地震発生後、現地のスタッフは大量の文物を安全な場所に移しました。国家文物局は専門家チームを派遣し、文物の保護、運輸を指導しました。

 大地震が発生してから1年が経ちました。突発的な自然災害にどう対応するかが、文物保護活動の新しい課題となっています。四川省文物局の王キョウ(王辺に京)副局長は「去年の地震を経て、反省すべきところが沢山ある。今まで、博物館に収蔵されている文物に対して、温度、湿度などにこだわってきたが、地震或いは自然災害による損傷を重視しなかった。また、再建活動の面で、基礎データの保存が非常に重要であることがわかった。測量と製図のデータが保存されれば、再建にプラスとなる。更に、再建活動の中、地質など様々な問題を考慮しなくてはいけない。再建場所をどこにすれば安全かとかだ」と述べました。

 中国政府は60億元を拠出して、被災地の文物修復作業の費用とします。被災地の文物修復作業は3年間ほどで完成し、全部再建するまで5年間かかる見込みです。(担当:ooeiei)

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