安雲霽氏は彩色水墨画など斬新な絵で知られており、今回の展覧会では、人物、自然、動物などを題材とした。最近の作品36点が出展されています。そのうち、「和」というテーマで、平和を象徴する「蓮の花」を描いた作品が数多く展示されました。　

　開会式に出席した中国大使館の孔絃佑大使代行は「今回のテーマ『和』は「調和の取れた世界」という時代の流れに合致し、中日の文化交流にとっても、中国文化の広がりにとっても、とても意義のある出来事だ」と評価しています。　

　なお、今展覧会の主催団体である「和の会」は日本と中国の民間レベルの文化交流会で、両国民がお互いの歴史と文化に触れ、相互理解が生まれることを願い、2008年に発足したものです。「和の会」日本側代表にあたる書道家塚越夢義氏も今回出展しています。（取材：傅　穎　　撮影：朱沿華）