中国衛生省によりますと、AM098航空便の乗客で、隔離されていた最後の1人が、A型インフルエンザ（H1N1）ウイルスの検査結果は陰性だったことが分かり、7日夜までに隔離が解除されました。メキシコシティーから上海に向かったAM098航空便に乗った乗客のうち、1人のメキシコ人は航空便を乗り換えて香港に到着した後、A型インフルエンザウイルスに感染したと確認されました。これを受けて、中国政府はAM098便の乗客に対して7日間の医学観察を行ってきました。

　また、感染が確認されたメキシコ人患者と共にMU505便に乗って上海から香港に向かった30人余りの乗客や2人のタクシー運転手も、7日午後隔離を解除されました。また、このメキシコ患者と共に同じホテルに泊まった280人余りの旅客に対する隔離観察は明日の9日午後8時30分ごろに終るということです。（翻訳：玉華　チェック：吉田）