日本を訪問中の中国全国人民代表大会常務委員会の李建国副委員長は26日と27日の両日、衆議院の河野洋平議長、参議院の江田五月議長、及び河村建夫官房長官や民主党の小澤一郎党首とそれぞれ会談しました。

　李建国副委員長は会談で、「胡錦涛国家主席は去年5月、日本を公式訪問し、中日両国の指導者は4つの政治文書に調印し、中日間の戦略的互恵関係の新しい局面を切り開いた。今後、双方は胡錦涛国家主席の訪日の成果と両国の指導者が達した一連の共通認識事項を実行し、政治的な相互信頼を強め、各分野における交流を拡大し、中日関係の持続的な発展を推進しなければならない。中国の全人代は、日本の国会との交流と協力を強め、両国関係の発展に積極的に寄与していく」と述べました。

　これに対し河野衆議院議長らは、世界的な金融危機が広がるなかで、日中両国は手を携え、アジアと世界の経済の安定した発展に寄与していき、また中国と共に努力し、両国の戦略的な互恵関係の発展を推し進めていくとの日本側の姿勢を表明しました。

（翻訳：洋　チェック）