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チベットが生態環境の保護を強化

2009-03-22 15:08:23     cri    

 チベット自治区環境保護局の張永沢局長は20日、中国国際放送局の独占取材を受けて、チベットの環境保護の関連状況を紹介しました。

 今日のチベットはきれいな空気と良好な生態環境が観光客に強い印象を与えます。澄みきったラサ川と川で遊ぶ野生のアヒルがラサのすばらしい自然環境を表しています。ラサ市内の市場やスーパーで買い物をするとき、ビニール袋を一切使わず、その代わりに布か紙で作った袋を使います。

 このことについて、張永沢局長は「ラサ市は省都として2004年から使い捨てのビニール袋とお弁当用のプラスチックケースの使用を禁止した。すべてのスーパーと薬局がこれに従い、紙や布袋を使用しなけらばならない。もし違反すれば、厳しい処罰を受けることになる。全国では、ビニール袋の使用が制限されているが、チベットでは禁止されている。このように、チベットの生態環境を保護する」と述べました。

 青蔵鉄道(青海ーチベット)の開通と道路建設が行われたことによって、ますます多くの人々がチベットを観光するようになりました。そのため観光地の環境保護が必要となってきました。具体的な措置について、張永沢局長は「チョモランマでは、6、7キロ離れた絨布寺で車を下りなければならない。観光客は馬車でチョモランマのふもとにやって来る。こうして、車の排気ガスの影響を大きく減らした。このような措置を講じることによって、観光業の自然環境に対する影響は少なくなった」と話しました。

 先月18日、中国国務院で開かれた第50回常務会議で「チベット生態安全障壁保護と建設計画」を採択しました。政府はチベット安全障壁の建設を青海三江堰に次ぐ青海チベット高原の生態環境保護の重点プロジェクトに定めました。

 このことについて、張永沢局長は「第10次五カ年計画の期間中、中央政府はチベットの生態環境保護に32億1000万元を拠出した。採択したばかりの『チベット生態安全障壁保護と建設計画』では数百億元に及ぶ資金を投入し、チベットの生態環境安全障壁を構築する方針が提出された。2015年まで100億元を拠出し生態環境を保護する予定だ」と話しました。

 中央政府とチベット地方政府の不断の努力の結果、チベットの環境保護は大きな成果を収めているとのことです。ラサ市の場合、大気汚染の対策により、空気の清潔度は95%以上に達しています。また、時には98%や99%を示すこともあります。これは、一年のうち、数日間だけ微量の空気汚染が発生したことを意味しています。またこの軽度の汚染は砂や埃によって生じたもので、工業化による汚染ではありません。

 チベットの生態環境の建設と保護による成果について、張永沢局長は、「今チベットは経済が発達し、社会が進歩し、人々が楽しい生活を送っているだけでなく、山紫水明で、動植物が数多く生息する正真正銘のシャングリラになった」と述べました(03/22 翻訳:Yin 専門家:大澤)

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