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温首相の政府活動報告略文(八)

2009-03-05 11:32:24     cri    
 (七)政府自体の整備を推進し、経済・社会発展の全局を統轄する能力を高める

 過去一年間に、政府自体の改革と整備は新たな成果を上げたが、人民の期待との間になおかなりの開きがある。政府機能の転換はまだ不十分で、行政効率についてもさらなる向上が必要であり、また形式主義や官僚主義などの問題もかなり際立っており、一部の地方や部門、分野において腐敗の現象が依然として深刻化している。こうした問題の解決に大いに力を入れなければならない。経済成長、民生、安定を確保するという大局にしっかり立脚し、政府自体の整備を強化しなければならない。

 法律に基づく行政を堅持する。

 科学的かつ民主的な政策決定を実行する。今年度の政府投資の規模はかなり大きく、新規プロジェクトも多いことに鑑み、監督・管理の徹底化を確保すべきであり、民衆を疲弊させ財力をムダにする「イメージづくりのためのプロジェクト」や現実から遊離した「治績プロジェクト」を決して行ってはならず、公共投資拡大の機会を悪用して部門や個人の私利を謀ったりすることは決して許されない。

 仕事の作風を確実に刷新する。大衆との密接なつながりを保ち、大衆の苦しみに関心を寄せ、大衆の声に耳を傾け、大衆の悩みごとや困難を解決しなければならない。政府公務員は終始意気軒昂とした、発奮の精神状態を保ち、広範な人民大衆とともに困難に立ち向かって前進し、開拓進取、刻苦奮闘を旨とし、一丸となって現在直面する困難を乗り越えていかなければならない。

 廉潔政治の建設と反腐敗の仕事を強化する。

 各民族がともに団結奮闘し、ともに繁栄、発展することを促していく、これは各民族人民の根本的利益にかなうものである。民族区域自治法を全面的に貫徹し、中央の少数民族と民族地区の経済社会発展の支援に関わる政策・措置を具現化することを確保しなければならない。

 党の宗教事務に関する基本方針を全面的に貫徹し、経済・社会の発展、促進において宗教界の関係者と信者たちの積極的な役割を発揮させなければならない。

 党の華僑政策を真剣に貫徹し、海外の華僑同胞、帰国華僑および国内にいるその家族が祖国の現代化建設と平和的統一の大業に関心を寄せ、参与することをサポートする。

 過去の一年において、国防と軍隊の現代化建設に重要な進展がみられた。新しい年は、新しい世紀の、新段階における軍隊の歴史的使命を全うすることに主眼を置き、軍隊の革命化、現代化、正規化の建設を推し進めていく。

 われわれは「一国二制度」、「香港人による香港統治」、「澳門人による澳門統治」、高度の自治という方針を揺るぐことなく貫徹し、香港、澳門の二つの特別行政区が積極的に国際金融危機に対処し、繁栄と安定を保つことを全力をあげてバックアップする。偉大な祖国は永遠に香港・澳門の強力な後ろだてである。

 過去一年間において、台湾とかかわる仕事には重要な進展がみられ、台湾の情勢には積極的な変化が生じ、両岸間の関係は重要な突破を実現した。両岸間の話し合いが「九・二共通認識」を踏まえて再開され、両岸間の全面的で、双方向的な直接「三通」(通信、通航、通商)がすでに実現した。この新しい年に、われわれは引き続き海峡両岸関係を発展させ、祖国の平和的統一を促進する政策・方針を堅持し、両岸関係の平和と発展というメーンテーマをしっかりととらえ、積極的に両岸関係の平和発展の枠組を構築し、両岸関係の平和発展の新局面を切り開くことに努める。

 過ぎ去った一年において、外交活動は著しい成果をあげた。われわれは国際社会と協力して金融危機に対処してきた。アジア・欧州(ASEM)首脳会合を成功裏に主催し、アジア・欧州諸国間の政治面の相互信頼と実務的な協力を強化した。二国間、多国間の外交活動を積極的に推進し、グローバルな問題と地域のホットスポットの問題の解決に向け、建設的な役割を果たしてきた。新しい年において、われわれは引き続き平和、発展、協力の旗印を高く掲げ、あくまで平和発展の道を歩み、独立自主の平和外交政策の実行を堅持し、互恵・ウィンウィンの開放戦略の推進を堅持する。

 われわれが直面している任務は重く、困難に満ちたものであり、われわれの肩にかかっている責任も大きいが、それは栄えあるものである。われわれは胡錦濤同志を総書記とする党中央の指導のもとに、必勝の確信を固め、果敢に挑戦に立ち向かい、着実に仕事に取り組み、鋭意進取し、時代、歴史、人民に恥じない新たな偉業を成し遂げ、全力をあげて改革開放と現代化建設の偉大な事業を前進させ、中華人民共和国建国六〇周年を迎えようではないか。

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