ガザ地区の医療機関によりますと、3月1日、ガザ地区南部、エジプトとの国境線付近のラファは、集中豪雨に見舞われ、闇取引をする人たちが掘り出したトンネルが崩れて、少なくとも5人が死亡し、1人が行方不明になりました。

　ガザの地元のある医師は、「生き埋めになった5人は病院に運搬された時、すでに死亡していた」と述べました。2月28日にも、闇取引をする人が倒壊したトンネルで生き埋めになって、死亡していたことが発生しています。

　イスラム原理主義組織「ハマス」が2007年6日に、ガザ地区で実質的支配を始めてから、イスラエルはガザ地区に対して厳しい封鎖措置を講じています。多くのガザ地区の住民はラファからエジプトに到るトンネルを掘り、エジプトで入手した物資をトンネルを通じてガザ地区に密輸しています。エジプト側はこれを公認していません。（翻訳：KH）