記念写真
「日中友好の声日本語中国語弁論大会」は今年で20年に入り、18回目を迎えました。天津外国語学院で28日に北京・天津首都圏大会、そして3月1日に全中国日本語弁論グランドチャンピオン大会が、開催されました。
来賓の天津市政協曹秀栄副主席 |
全国34校から選抜された21名の選手が、テーマスピーチと即席スピーチの2部構成で、若者の様々な思いを話しました。テーマスピーチでは、「私の大事なもの」をテーマに、大事なものとして、家族愛や思いやりの心、貴重な思い出、努力精神などが挙げられました。中でも、親や家族の愛情や親友との絆などを取り上げる選手が多かったことが注目されました。出世や社会貢献などというより、身近で最も大切な存在の家族、友人を大事にしたいという若者の心を伺うことができ、心温まるものを感じました。
最高賞のスペシャル賞を獲得した天津外国語学院の朱奇エイさんは、北京五輪のボランティア活動で、言葉が通じない英語圏の方を助けたことから、たとえ言葉が通じなくても「思いやりの心と笑顔」という大事なものを持っていれば、気持ちがちゃんと伝わるという爽やかな体験談を語りました。一等賞は清華大学の李瑋セイさん、二等賞は北京第二外国語大学の彭旭さんと北京外国語大学の範嘉鵬さんでした。
優勝者 |
太鼓 |
会場には、500人あまりが集まり、席がなく階段や出入り口に立ったままで楽しく聞いている人も沢山いました。また天津にある日本語学校の小学生らの太鼓により、大会は一段と盛り上がました。
日本語を流暢に話す大学生を誇らしげに見守る主催者の天津外国語学院の先生方、主催事務局の東方通信社の方々、協賛した中日両国の政府関係者の方々、日系企業の方々の笑顔から、本大会が今後さらに長く引き続いていく自信を伺うことができました。(文 王秀閣)
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