中国の陳徳銘商務相が率いる中国貿易投資促進団が、27日イギリスを訪問しました。陳徳銘商務相は、イギリスのマンデルソン企業・規制改革大臣とともに、ロンドンで開催された中英経済貿易協力フォーラムに出席しました。

　席上で、陳商務相は、「現在、金融危機の被害が実体経済まで波及し、世界の経済成長に厳重な影響を与えている。2009年は最も困難な一年になるだろう」と語りました。その上で、「貿易保護主義では今の状況は救えない。各国が協力しあってこそ、経済の衰退を克服できる」と強調しました。

　マンデルソン大臣は、「温家宝首相がイギリスを訪問してまもなく中国貿易投資促進団が訪れたのは、中国政府が対英貿易を高度に重視している現れであり、経済貿易の協力をさらに緊密にさせるのにつながる」と語りました。マンデルソン大臣は、4月に企業代表団を率いて中国を訪問する予定です。

　なお、この中英両国は、この日、11の販売と協力の契約書に調印し、その総額は20億ドルを超えているということです。（翻訳：李軼豪）