5日行われたベルリン国際映画祭はこのほど、入選した作品名簿を発表しました。入選が有望視された『紡織姑娘』が落選したため、チェン・カイコー(陳凱歌)監督の『梅蘭芳』が入選した唯一の中国作品として、他の各国からの作品25本と金熊賞(ベルリン国際映画祭の最高賞)を争います。　

　中国、イギリス、ドイツ、フランス、ギリシア、デンマークなどの国からの26本作品が入選しましたが、映画祭の芸術監督ディータ氏は、「各国からの6107本作品が映画祭に参加した。入選した作品は、世界のグローバル化をモチーフとするものだ。これらの作品は、悲惨な経験や国際的な衝突とともに、人類の希望の再燃を表すものだ」と述べました。国際金融危機に対して、社会暗黒面の作品を選択せず、むしろ喜劇と愛情を主題として選択した理由を明らかにしたものです。(万、金井)