一時間目　「竹林七賢」

　「ハイウェイ北京-CRI中国情報ラジオ」木曜日1時間目のオープニングトークでは、大学受験が終わった「元受験生」による夏休みの海外旅行についてお話します。旅行会社各社がまとめたデータによりますと、6月から8月末にかけて、全国の海外旅行者数は延べ3000万人を突破する見込みだということです。

　「チャイナエクスプレス」のコーナーでは、人民網日本語版に掲載された徐敏氏の記事（中国語記事は済南日報に掲載）「中国文化の間を『泳ぐ』作家毛丹青」その3（最終回）をお伝えします。

　また、「読書の時間」では、「中国古代名人録」第22話、3世紀、三国時代末期から西晋初期にかけて、竹林に集まって酒を酌み交わしながら主に老荘思想を題材とする幽玄な哲学的議論を交わしていた七人の賢人「竹林七賢（ちくりんのしちけん）」についてご紹介します。七賢は年齢順に並べますと、山濤（サントウ）、阮籍（ゲンセキ）、劉伶（リュウレイ）、嵆康（ケイコウ）、向秀（ショウシュウ）、阮咸（ゲンカン）、王戎（オウジュウ）となります。そのうち、嵆康は中傷により司馬昭に殺されてしまいました。それとは対照的に、王戎は政治家として世を全うしました。

　二時間目　唐辛子アイスと明の十三陵＆プミ族

　6月22日木曜日二時間目の「ハイウェイ北京」。番組の前半「中国暦」は、唐辛子アイスと明の十三陵の話題です。後半の「56の民族、56輪の花」のコーナーでは、雲南省の少数民族プミ族をご紹介します。

　夏はアイスなどの冷たいものが欲しくなる季節です。アイスクリームは甘い味のものが一般的ですが、今年は唐辛子味のアイスがお目見えしました。新品のアイスの評判はどうなのか、中国のアイスクリームの販売事情も交えてお話します。

　明の永楽帝以降の十三代の皇帝の陵墓「明の十三陵」は、1409年6月20日に建設が始まりました。明の時代の皇帝を含めて、皇族の人たちのお墓はどんなものなのでしょうか？

　プミ族は漢字で、普通の「普」にお「米」と書きます。人口は3万人ほどでチベット系に属します。主な居住地域は、雲南省の怒江傈僳族自治州の蘭坪白族普米族自治県永勝などの県、麗江納西族自治県、寧蒗彝族自治県です。プミ族の言語は、漢語、チベット語系に属し、差が大きい南北2種類の方言があります。プミ族の先祖は、もともと青蔵高原の遊牧民族であった羌人で、7世紀に現在の四川省西昌地区に移住し、13世紀頃、モンゴルの軍隊と共に雲南省に入り定住したということです。プミ族の詳細については、番組の中でご紹介します。どうぞお付き合いください。