舞台裏の英雄 監督編
紅楼夢のヒロインのようなクールな総監督
孫監督に会う前に聞いた、彼は紅楼夢のヒロイン「林黛玉」のようなクールな男だという噂。第一印象もそうだった。表情が渋く、口数が少ない総監督、近寄りがたい雰囲気。しかし、撮影の方法を討論する会議では大活躍!印象が変わった。監督のはっきりした考え方、明確なテーマ、分かりやすい説明によって、私のような門外漢でもついてこられる。経験がなくて緊張していたけれどそれを緩和させてくれた。
ハルビンで撮影をはじめてすぐに丸山さんと親しくなった撮影班と比べ、監督は丸山さんを避けていたみたい。ハルビンを離れる前夜になって、監督は丸山さんにインタビューする時、「知らない人に対してインタビューする新鮮さを維持するために、ここ数日間わざと丸山さんと交流しなかった」と言った。「感覚が絶対違う」と。撮影技術については分からないが、監督の繊細さに感心した。言葉が通じず会ったこともないのに、約束したかのように色んなことに対して見方が共通で、撮影する時も休憩する時も話しあったり、笑いあったりした。このように心が通ったことで、撮影が順調になっただけでなく、撮影以外での真の交流も増えた。
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |