丸山さんの近況を報告！

　思い出の公主嶺を後に、遼寧省に入る。ここから、撮影班は2つに分かれる。A班は丸山さん一行の撮影を担当、B班は道路標識などの風景撮影を担当する。

　A班が丸山さんと共に開原市を目指して走っている時、丸山さんが突然笑い出した。「何があったのか？」とみんなで丸山さんの方を見ると、丸山さんは笑い続けている。私は、まだ理解できない。どうも、隣を自転車で走っている少年の頭の上の何かが興味を惹いたようだ。車を降りて、お互い言葉が通じない丸山さんと少年はジェスチャーで話し合っていた。丸山さんの笑いの素、それは柳で編んだ「王冠」だ。少年が被る「王冠」に興味津々の丸山さん。これを見て、少年は思わず自分の「王冠」を丸山さんにプレゼントする。この「王冠」を頭に載せた丸山さんは子どものように大喜び！柳王冠のデザインに魅了されたと言う。

　次の日は雨。A班は瀋陽でB班と落ち合う予定。この日は、地方から大都市への移動だ。丸山さんが髪を切りたいと言っていたので、まずは近くの理髪店に寄ってみた。とてもレトロな洗髪台見て、丸山さんは「古くても大丈夫、ちゃんとカットできればいいよ」と言った。散髪が終わり、会計することになった。店の人は、日本から遠路はるばる中国に来た丸山さんに感動し、本来１０元の料金を５割引きの５元でいいと言う。けれども、丸山さんもこの店の好意に感動し、結局最後は２０元も払った。

　ほら、カッコいい髪型になったでしょう。

　丸山さん一行の「恩返しのチャリ旅」、これからもお楽しみに！