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10月28日 火曜日

2014-10-28 21:59:22     cri    

 1時間目 【チャイナエクスプレス】神宮寺敬さんと民族飯店との半世紀にわたる絆

担当:高橋恵子、王小燕

 北京では木々の葉が色づき、秋の気配が深まっています。

  毎年、秋になると、日本の富士山の麓からお客様が北京にお見えになります。北京放送の長年のリスナーで、甲府市にお住まいの神宮寺敬さん(94歳)とそのご家族です。そして、毎回北京の宿泊先は決まって民族飯店です。

 対中国の侵略戦争に通信兵として参加した神宮寺さんが、初めて新中国を訪問することになったのは、1966年、日本語月刊誌『人民中国』社の招きによるものでした。当時、北京での宿泊先は完成して7年目の民族飯店でした。

 民族飯店は天安門の西、目抜き通りの長安街に位置し、新中国10周年記念の10大建築の1つで、周恩来首相が自ら命名したホテルです。改革開放前まで、ここは外国人が宿泊できる数少ないホテルでした。

 話を1966年の民族飯店に戻しましょう。当時、初めて民族飯店に泊まった神宮寺さんは、食事中に、たまたまある場面を目にし、大きな感動を覚えました。その感動は後に神宮寺さんと中国との長いお付き合いの原点の1つになり、半世紀が経とうとしている今になっても少しも薄れることはありません。

 1986年以降、神宮寺家が北京放送日本語アナウンサーの山梨研修のホームステー先になったことをきっかけに、神宮寺ご夫妻は毎年、稲刈りが終わった秋になると、欠かさず北京を訪れます。そして、この間28年に渡って毎回、宿泊先は民族飯店です。

 神宮寺さんにこよなく愛されている民族飯店は、今年で開業55周年を迎えます。今年も夏も終わろうとしている頃、総支配人のザイさんの手元に、日本からファックスが届きました。神宮寺敬さんからのファックスです。

 それを見ると、ザイさんは「毎年、秋の北京で再会することは、私たちの間の美しい約束です。今年もファックスを見て、間もなく神宮寺ご夫妻と再会できると思い、本当に嬉しかった」と顔をほころばせました。

 今回の番組は「スペシャル・バスケット」の拡大版で、半世紀に渡る中国のホテルと日本人のお客さんとの心の通った交流を追ってみます。詳しくはどうぞ番組をお聞きください。

 2時間目 「CRIインタビュー」 「日本の自治体職員在中国 加油」~島根県・桑本祥代さん

聞き手:王小燕、高橋恵子

 

 【番組紹介】

 毎月最終週にお送りする「日本の自治体職員在中国 加油!」のコーナー。今月は19人目のゲストです。神話の国、ご縁の国として知られる島根県からの派遣で、2013年から、日本国自治体国際化協会北京事務所で所長補佐を務める桑本祥代さんにお話を伺います。

 出雲、石見、隠岐の三つ地区からなり、東西の距離は230キロと細長い形をしている島根県。ゲストの桑本さんはその中の出雲っ子です。故郷は出雲大社から徒歩10分ほどのところにあり、県庁に入庁した後、離島の隠岐でも3年間勤務した島根っ子でもあります。

 さて、日本では鳥取県についで2番目に人口の少ない島根県は、豊富な神話伝説と観光資源に恵まれています。今月は日本の伝統文化のルーツの1つでもある島根の魅力、中国との友好交流などについて、桑本さんが案内してくれます。ぜひお聞きください。

 【桑本さん一押しの島根観光スポット】

 <出雲大社>

 縁結びの神社として知られ、オオクニヌシノミコト(大黒様)が祭られています。旧暦の10月は一般的に日本では「神無月」と呼びますが、全国の神様が出雲へ集まるため、出雲地方では「神在月」と呼んでいます。ちなみに、ここでいう「縁結び」は恋愛に限らず、農業の神様、仕事、人間関係、金運などと幅広く縁を結ぶことを指しています。

 60年ぶりの「平成の大遷宮」で、5年間にわたる御本殿修造が去年5月に終わったばかりです。縁結びをしたい方は、どうぞ新居に移られたばかりの神様を早めに拝みに行くことをお勧めします。

 <八重垣神社>

 日本最古の正式な結婚をしたとされるスサノオノミコトとイナタヒメが祭られています。

 「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を」

 スサノオが詠んだとされる和歌は日本で最初に詠まれた和歌としても知られています。

 鏡の池で行なう「縁占い」が有名で、若い女性が遠方から恋愛成就のために参拝に来ています。

 <足立美術館>

 横山大観の作品が有名な美術館。米国の日本庭園専門誌『ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング』が行なっている日本庭園ランキングでは、初回の2003年から2013年まで、11年連続で庭園日本一に選出されています。また、フランスの旅行ガイド『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』や『Guide Bleu Japon』ではそれぞれ三つ星(最高評価)を得ています。

 <宍道湖の夕日>

 しじみが採れることでも有名な汽水湖の宍道湖。この湖に沈む夕日の美しさは日本一だと言われています。夕日は出雲大社の方向に沈み、雲の切れ間から湖面に指す日の光は神々しく感じます。撮影愛好者にぜひお勧めです。

 【プレゼント】

 島根県のゆるキャラ、「しまねっこ」グッズの詰め合わせ  5名様

 【写真で見る島根県】(提供:島根県)


加茂岩倉遺跡出土の銅鐸(国宝)


日本庭園が美しい足立美術館、四季折々の表情


春の松江城


島根県安来地方の民謡と踊り「安来節」

 【プロフィール】

 桑本 祥代(くわもと あきよ)さん

 日本国自治体国際化協会北京事務所・所長補佐

 島根県出雲市(旧大社町)出身

 

 2003年 島根県庁入庁

 2003年~2005年 隠岐支庁土木建築局勤務

 2006年~2009年 島根県企業局勤務

 2010年~2011年 健康福祉部健康推進課勤務

 2012年  自治体国際化協会勤務

 2013年~ 自治体国際化協会北京事務所勤務

 ■9月30日放送「茨城県上海事務所所長・橘幸行さん」<抽選結果の発表>

 お土産:

 ① 笠間焼 ぐい飲み    1個

 ② ハッスル黄門コンパクト  2個

 ③ ハッスル黄門ぬいぐるみ  5個

 当選者:

 【笠間焼】上海市・劉剛さん 

 【ハッスル黄門コンパクト】 北京市・孫少年亜さん、Orangeさん  

 【ハッスル黄門ぬいぐるみ】 杁本直正さん、張暁楠さん、Jackさん、C小调J大调さん、山之内悠樹さん

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