北京はこの頃、どんよりした空が続いています。まるで北京にも梅雨が訪れたようです。
6月30日(土)、日本人俳優・矢野浩二さんが主演するドラマ『浮沈』が北京テレビ、上海東方テレビをはじめ中国国内の4局で放映されます。
このドラマは、中国のある国営企業が7億元の巨費を投入する企業改革プロジェクトの受注を巡る争奪戦を描いています。矢野さんが演じる日系企業の社長役は、日本人の仕事に対する高い精神性を体現する重要な役回りとなっているそうです。ちなみに、監督は大ヒット映画「失恋33天」や話題のドラマ「裸婚時代」、「蝸居」などを手がけた滕華涛氏。
矢野さんはブログで、「この作品は、メッセージ性のあるドラマです。いろんな問題を視聴者に投げかけるのでは。人物キャラクターも、善悪や勝ち負けの区別はないと理解しています。いいドラマだなと素直に思います」と書いています。また、「10年間中国の文化、生活、人を理解しようと努力してきたことを生かして、今度は中国人にわかりやすく生身の日本人像を伝えることが自分の使命だ」とも言っています。
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さて、中国では旧暦5月5日(西暦6月23日)の端午節が過ぎたばかりですが、今年は、地球の200キロほど上空の宇宙から、3人の宇宙飛行士が「端午節」の挨拶を送ってきたことで、いつもの年とは異なる思い出ができました。また、端午節の3連休を挟んで、北京では不動産取引の件数が上昇しました。中国経済の微妙な動きが反映しているのでしょうか。番組でその様子をご報告します。
「今週のちょっと勉強しました」のコーナーでは、日系企業の関係者による中国消費者動向に関するパネルディスカッションで勉強になったことを大野が報告します。どうぞ今週も「経済直行便」をお楽しみください。(王小燕)
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