北京ではしばらく蒸し暑い日が続いていましたが、今日はにわか雨でやや涼しい気候になりほっと一息つきました。夕方、雨が上がると青空に白い雲が浮かび、久々にすっきりした天気になりました。
さて、暑くなると、木々が茂り生き物の成長も早くなりますが、最近、北京のネット空間を沸騰させた生き物の話題は、5月半ばに発表された公衆トイレの管理基準です。なんと、トイレの清潔度検査の基準に、目視検査でハエが2匹を超えてはならないという決まりが盛り込まれたのです。6月下旬に各公衆トイレの管理者が自己点検をし、7月1日から管理当局関係者による立ち入り検査が実施されるということです。
この規定が公表されるや、ミニブログにはたちまち300万あまりのつぶやきが書き込まれ、その大部分が「呆れた」という内容でした。中には、「では、この2匹の性別をどう決めればよいのか」、または、ハエの立場に立って歌った替え歌のフラッシュまで出来上がりました。ただ、管理者側は、「この基準は北京五輪の時にも実施されたことがあり、良い効果を得られたので、実現不可能なものでないことは証明されている」とし、「我々は真剣である」という強い決心を語りました。
こんな北京からお送りする今週の経済直行便。今週のメニューです。
【ニュースフラッシュ】
・中国商務省、中国は2015年までに世界最大の消費市場に
・今年度の人民元財テク商品、250億ドルに達する
【今週のちょっと勉強しました】
北京では、これから旬を迎えるサクランボとスイカ。先週末、サクランボ狩りが始まりました。今シーズンの北京での栽培の様子を見てみます。そう言えば、丸くて黒い縞が入るスイカが中国で普及するまでに、知られざる日本人技術者の貢献がありました。
【中国ビジネス最前線】
先日北京で開かれた科学技術産業博覧会で「三農」(農村、農民、農業)問題に関して、取材しました。専門家は、「中国農業の春がやってきた」と言いました。そのわけは?
(王小燕)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |