時がたつのは本当に早いです。2010年になって、1月はもう終わろうとしています。中国は旧正月で新年を祝うので、今年は西暦の2月14日が春節です。やっと今、年の瀬のムードに包まれています。帰省するための大きな荷物と共に駅に向かったり、地下鉄に乗ったりする人たちが増えました。また、この春節はバレンタインデーとも重なっているため、デパートではVデーのチョコレートと春節の飾りが接戦を繰り広げています。

　ところで、年末と言えば、昨年末、この番組でお伝えした曹操の墓の騒動に、やっと結論が出たようです。

　中国の権威的な研究機関である中国社会科学院は、12人からなる専門家チームを遺跡が発掘された河南省安陽市の現場に派遣して、検証の結果、その墓は曹操の墓に間違いないことを確認しました。判定の決め手となったのは、石碑に刻まれた「魏武王」の年号でした。けれども、もう一方で、「証拠はたくさんあるけれども、この墓は確かに曹操の墓だと断定できるまでに、まだたくさんの手続きを踏まなければならない」という説明もありました。

　さて、今週の経済直行便ですが、前半では注目のニュースを、後半では中国市場を狙う日本産米のビジネス展開についてお送りします。（黄恂恂、王小燕）