北京は、今月に入ってからだんだん寒くなってきました。日中の最高気温は2,3度くらいに下がって、本格的に冬を感じさせる季節になりました。こんな寒さでは気をつけないと風邪を引いてしまうし、今、世界中に新型インフルエンザが広がっているので、予防のためマスクをかける人が増えています。中でもバスや地下鉄、デパートなど人がたくさん集まる場所では、マスクをしている人がとくに多いようです。

　そのマスクを見ると、青だったり黒だったり、あるいは花模様とか縞模様のものもあって、カラフルでおしゃれなものが多いような気がします。そこまでファッションを徹底するのか？と思わせてしまうくらいです。逆に、普通の、お医者さんが使うような白いマスクは、めったに見かけません。でも、お医者さんの話によると、見かけは地味なのかもしれませんが、やはり医者用の白いマスクが一番効果がいいのだそうです。こういったカラフルなマスクは、しばらくかけていると、表から裏を通して濡れてしまって、ウイルスを遮る効果が下がっていくということです。やはりおしゃれより健康が大事ですから、こういう場合は、少し地味でも医者用の方がいいということでしょう。これからどんどん寒くなるかもしれませんが、皆さんもぜひ、お体にお気をつけください。

　さて、皆さんもご存知だと思いますが、アメリカのオバマ大統領はこのほど、日本、中国を含むアジア4カ国を歴訪しました。中国訪問中、両国の首脳は、ともに金融危機に対応して経済連携を強めることを確認しました。世界最大の先進国であるアメリカと最大の発展途上国、中国との経済協力は、これまでどういうふうに行われてきて、これからどうなっていくのでしょうか。今日の経済直行便は、このことについてご紹介したいと思います。どうぞ最後までお付き合いください。