大山(Mark Rowswell)、1965年生まれのカナダ人。自由業者、有名な中外文化の使者、2004年の「北京十大傑出青年」。また「改革開放以来中国で最も影響力のある外国人の一人」と呼ばれています。
入選理由:
中国人の古い友達である大山。中国で勉強、仕事、生活した20年間、文化、教育、商業貿易、公益などの分野で活躍してきた。中外友好の使者として、大山は中西文化交流の「架け橋」という存在です。
中国との縁:
1984年、大山はトロント大学東アジア科に入学し、「中国研究」を学び始め、陸士偉という中国語名をつけました。1988年卒業後、中国・カナダの交換留学生として北京大学中国語科に派遣されました。
偶然のきっかけで、大山は中国中央テレビの元日の夕べに出演し、「大山」という中国青年を演じました。これにより、「大山」という名前は誰もが知っているようになって、彼の中国語名も「大山」に変わりました。その後、大山は有名な漫才師・姜昆の弟子として、漫才の練習を始めました。以降、全国各地のTVやラジオの番組に何度も出演したり、ドラマや舞台劇にも出演するようになって、大山は中国語もぺらぺらにしゃべるようになりました。中国文化をよく理解する大山に、中国人も敬服しました。雑誌『曲芸』は、「一生懸命に勉強し実践を通じて、大山の中国語レベルと芸術表現能力はますます向上し、曲芸界や観衆から高く評価された」と大山のことを評価しました。
大山は中国のメディアに「改革開放以来、中国で最も影響力のある外国人の一人」と言われ、また2002年に「カナダ名人録」に収められました。2004年、「北京十大傑出青年」に選ばれ、大山もこの名誉を受賞する初の外国人となりました。中国とカナダの友好交流に大きく貢献したため、2006年、大山はカナダの最高位終身成就賞――カナダ勲章を受勲されました。
『人民日報海外版』は、「大山は外国人なのに、外人ではない」と指摘しました。
「中国の人は英語の勉強とか外国の情報とかを私から知ってほしい、外国人は私を通じて中国のことを知ってほしい、私が中国の代表となる」と大山はこう言いました。「外国人なのに外人ではない」と呼ばれる大山は、このような特別なキャラクターで中国と西洋の間に文化の「架け橋」を架けました。(翻訳:シンエン)
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