遠くから見える集落 |
集落の全貌 |
取材の最終日28日に、われわれ一行は北川県にある「吉娜羌寨(吉娜チャン族集落)」を訪れました。山の中でもやがかかっているため、かすんで見えてくる集落は秘境のようでとても美しいです。「吉娜」はチャン族語で美しい女神という意味ですから、まさにその名のとおりです。チャン族のトーテムは「羊」(羌という字の形もどこか似ていませんか?)ですから、羊をイメージした飾りもあちこちで見かけられています。
伝統的な住宅 |
トーテムは羊 |
ここはかつて「猫児石村」というチャン族集落でしたが、去年の大地震で村中の家屋71戸のうち69戸が倒壊したほか、26人もの犠牲者が出て、壊滅的な被害を受けました。去年12月、政府の援助を受けて、村民たちは場所を移し新しい集落を建てました。これが「吉娜羌寨」です。新しく生まれ変わった集落ですが、チャン族の建築、風習、文化がそのまま残っています。話によると、ここの題字も温家宝首相の直筆によるものだそうです。
祭壇 |
夜になるとキャンプファイア |
現在、ここは観光地として各地からの観光客を受け入れています。観光収入はもちろん、伝統的な工芸品、養豚、養鶏などの産業もこの集落を支えています。
民族衣装を身に包んだチャン族少女 |
工芸品を扱う売店 |
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