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京劇の衣装道具

2008-12-18 17:36:37     cri    

 褶(しゅう):庶民用のふだん着であり、男性用と女性用があります。「褶」は簡単で幅広く使える衣装で、「男褶」単独で着たり、「蟒」や「帔」の下着としたりするほか、また「武生」、「武丑」、「武花臉」などの役柄が羽織ることもできます。「褶」の構成は簡単ですが、模様が様々で、模様の違いによって役柄や人物の性格を反映しています。例えば、文人などの「文小生」を着る「褶」の模様は「角花」と呼ばれて、左の裾と右の襟に同じ模様の刺繍が施されています。また、「武小生」は縁どりの模様で、「武生」は円形模様で、「丑」は全体に模様がちりばめられています。「女褶」の中には、また「老旦」と「青衣」の衣装があり、「青衣」用の「褶」には「花褶子」と「素褶子」があります。「褶」を着る「老旦」はほとんどが貧しい人物で、例えば、『釣金亀』の康氏や『清風亭』の賀氏などです。「青衣」の着る「花褶子」は小鳥、蝶々などの模様が刺繍されていて、お金持ちのお嬢様のような人物のもので、「素褶子」は模様がなくて、貧しい婦人の着るものです。

 衣:伝統的な京劇の衣装は、「蟒」、「靠」、「帔」、「褶」を除いて、ほかはすべて「衣」に属します。「衣」の範囲が最も広くて、種類も最も多いですが、ある特定のルールがあります。例えば、下層の庶民の中でも、襟が対称で、前合わせの粗布を着るのが漁師、給仕などの地位が低い人物で、袈裟などの衣装を着るのは出家した人物、また刺繍の衣装を着るのは少女などです。そして、上層階級の人たちの衣装は「宮衣」、「官衣」、「箭衣」などがあります。衣装そのものの基本的な特徴で分ければ、「衣」は「長衣」、「短衣」、「専門用衣」、「その他」という4つの種類があります。


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