北京は先週、強風が吹きぬけ、気温が2度まで下がった日もありましたが、週末から気温も少し上がり、晴天が続いています。
経済関連の動きでは、先週の北京は慌しい一週間でした。週明けの月曜日に、国家統計局が1月から9月までの主な経済指標を発表し、経済成長のスピードが一ケタ台と緩やかになりました。
一方、国際金融危機の影響が刻一刻と深まる中で、先週の金曜と土曜にアジア欧州会議の首脳会議が開かれ、45カ国の首脳が北京に集まりました。
日本からは麻生太郎首相が出席し、来訪中、胡錦涛国家主席と温家宝首相と会談が行われました。麻生首相が今回の訪中で、中国の中央テレビ局・CCTVの独占インタビューを受けたことも注目されています。
さらに、中日関係関連では、先週の木曜日(23日)は、『中日平和友好条約』調印30周年の記念日でした。30周年の記念セレモニーのほか、23日に中日循環型都市協力フォーラム、26日に「中日省エネ・環境保護政策ハイレベルフォーラム」がそれぞれ青島と北京で開催されました。中日の経済往来、とりわけ、省エネや環境保護の協力強化を目指すイベントが注目されています。
こんな中でお伝えする今週の「経済直行便」は、まずは、世界金融危機が中国の一般市民の生活に与えた影響について、今回は資源ごみの買取料金の変化をご紹介します。国際金融危機の影響を受け、北京では資源ごみの買取価格が10日前の約半分に値下がりしました。
後半は【インタビュールーム】。日本銀行北京事務所の瀬口清之首席代表にお話しを伺います。「日本の発展は中国の発展、中国の発展は日本の発展」をめぐり、両国の相互依存関係を明快な言葉で説明してくれました。国際金融危機への対応で、中日両国に求められることについても。
どうぞ今日も最後までお聞きください。
北京放送のラジオ番組は11月から再編されます。『経済直行便』は11月から火曜日の放送になり、担当は謝東アナになります。今後とも引き続きよろしくお願いいたします。(王小燕)
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