19日、中国建設銀行は先ごろ破綻した米証券大手リーマン・ブラザーズの債券保有額を発表しました。これまでに中国系銀行7行のリーマン債保有額が発表されたが金額は比較的少なく、中国金融機関に与える影響は限定的と見られています。
中国系銀行7行のリーマン債保有額。
建設銀行、1億9140万ドル(約205億円)
招商銀行、7000万ドル(約75億円)
工商銀行、1億5180万ドル(約162億円)
興業銀行、3360万ドル(約36億円)
交通銀行、7002万ドル(約75億円)
中国銀行、7562万ドル(約81億円)
中信銀行、7600万ドル(約81億円)
建設銀行保有のリーマン債は子会社保有分を含め1億9140万ドル(約204億円)、劣後債5000万ドル(約53億円)が含まれています。6月30日時点の計算で総資産の0.019%、純資産の0.29%に相当するが、経営に大きな影響はないと発表されました。
これまでに中国系銀行7行のリーマン債保有額が発表されたが、総資産に占める割合が最も高い交通銀行でも7002万ドル(約75億円)、0.01%と低い数値にとどまっています。中国人民銀行の馬徳倫副総裁は中国系銀行の国際取引額は少なく、サブプライム危機の影響は100億ドル(約1兆700億円)以内と大きな打撃にはならないとの見方を示しました。(レコードチャイナより)
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