5日付の香港・財貨網によりますと、香港特区政府の曾蔭権(ドナルド・ツァン)・行政長官はこのほど開かれた広東・香港間会議「粤港合作聯席会」に出席後、香港ランタオ島ーー広東省珠海市ーーマカオを結ぶ海上大橋「港珠澳大橋」の建設に関して、香港側が67億5000万元を建設費用として出資すると発表しました。
建設費用は香港のほか、広東省、マカオの3者が出資します。出資比率に応じて広東省が70億元、マカオが19億8000万元となります。3者合計の出資金は157億7000万元で、建設費全体の42%。残る費用は融資で賄い、融資の担保も同3者が引き受けます。総工費は400億香港ドル近いとみられます。
当初の計画では法人主体で事業を進めるはずでしたが、最近になって各地方政府の出資に変更することで合意。各地方政府が出資することで、完成時期が法人による建設に比べ2年前倒しすることが可能となるということです。完成は2013年となる見通しです。
曾行政長官によりますと、「港珠澳大橋」の建設計画は中央政府から承認済み。資金面でも中央政府の支援を取り付けました。今後は建設に向けた準備のスピードを速め、2010年までの着工を目指します。また、税関や大橋に隣接する道路などは各地域がそれぞれ建設を担当します。(レコードチャイナより)
|