新華社通信によりますと、四川省旅游局の張谷局長は27日、四川大地震による同省の旅行産業の損失が同日現在で624億元に達したことを明らかにした。同省の07年のGDP(域内総生産)の50%近い数字となるということです。
四川省旅游局によりますと、同省の観光名所約4000カ所のうち568カ所が地震で損壊し、これだけでも約278億4000万元の損失が出ました。中でも世界遺産に登録されている青城山、臥龍パンダ自然保護区の被害が大きく、青城山ではほとんどの歴史建造物が倒壊、パンダ自然保護区もすべての道路が寸断されました。
局長は、「まずは世界遺産登録地を優先させて復旧作業に当たるが、歴史建造物の修復には少なくとも1、2年は必要だろう」と述べました。(レコードチャイナより)
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