日本の事務用品企業の最大手・コクヨは、2008年北京五輪のオフィス空間デザインサプライヤーに指定されました。12日午後、北京オリンピック組織委員会とコクヨは、北京で発表会を共同開催しました。
双方が結んだ協議によれば、コクヨは北京五輪、北京五輪組織委員会及び中国オリンピック委員会にオフィス空間デザインや、ソリューションを提供し、また、資金援助も行います。
北京市オリンピック組織委員会市場開発部の陳峰副部長は、「コクヨはオフィス空間デザインの著名なブランドで、オリンピック及び国際大会で協賛した豊富な経験を有している。コクヨの参加は、北京五輪の『緑の五輪、ハイテク五輪、ヒューマン五輪』という三つのコンセプトに新しい活力が注がれるに違いない」と述べた上で、「北京五輪に協賛することで、コクヨの競争力と知名度を一層高めることができる。コクヨには北京五輪という力強い踏み台を生かして、企業の発展により広い空間を作り出し、その発展を促していくよう期待している」と述べました。
これに対して、コクヨの黒田康裕専務取締役は、「北京五輪が提唱している三つのコンセプトに基づいて、中国市場で活動を展開し、企業に対して、よりクリエーティブで、より効率的で、より快適なオフィス空間を作り出していく。と同時に、中国で環境保全や社会貢献活動を数多く展開し、オリンピック精神を広げる様々なイベントに積極的に参加していきたい」と意気込みを語りました。
今年で創業100周年を迎えたコクヨは、4年前に中国に本格進出した後、順調に事業を拡大しており、現在は、3年以内に売上高を100億円に引き上げる目標を掲げています。ブランドの浸透力を狙うため、コクヨは、06年8月に北京五輪組織委員会に公式サプライヤーの指定を申請しました。
なお、北京五輪の協賛企業には、ワールドワイド・パートナー、スポンサー、サプライヤーという三種類がありますが、コクヨは北京五輪サプライヤーに認定された初の日本企業でもあります。(北京五輪オフィシャル・サイトより、Yan整理)
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