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スポーツ協賛、消費者と企業の互恵協力
   2007-06-12 13:27:39    cri

    

 中国経済の発展に伴い、国の総合実力が絶えず向上し、中国のスポーツ事業も日増しに発展しています。いま、ほとんど毎日のようにさまざまなスポーツ大会が行なわれ、中国人選手の中から国際的に有名なスポーツ選手もどんどん現れています。また、来年の北京オリンピックを控え、中国のスポーツは世界の注目を集めるようになりました。そんな中、多くの大手多国籍企業や国際ブランドメーカーが中国のスポーツ事業に興味を持つようになり、スポンサーとして多くの大会やスポーツイベントに協賛しています。

 5月26日、中国の名門大学・北京大学の競技場で、北京大学とアメリカのミネソタ大学の野球チームによる親善試合が行なわれました。この試合は北京大学の野球・ソフトボール協会の設立10周年を記念して、キヤノン(中国)が主催したものです。この日、北京大学では、試合の他にも野球に関するさまざまな催しが行なわれ、大勢の学生を魅了しました。

    

 野球は、2008年北京オリンピックでも正式種目として実施されることから、ここ数年、中国でも野球人気は急速に高まっています。今年4月、温家宝首相が訪日した際、京都の立命館大学でマウンドに立って投球するパフォーマンスを見せたことは、中日両国の多くの人に深い印象を与えました。野球の楽しさをより多くの中国人に体験してもらい、中国での普及に拍車をかけ、中日両国のスポーツ交流を促すため、キヤノン(中国)は2003年から、中国の大学で「キヤノンデー」を設けて、野球の普及に取り組み始めました。

 では、いろんなスポーツ種目の中から、キヤノンはなぜ野球を選んだのでしょうか、キヤノンデーを行なうきっかけは何ですか。中国で長年投資を行なってきた有名な日本企業として、キヤノンが中国でスポーツイベントを協賛することはキヤノンの企業文化やブランドイメージの向上にどんな効果があるのか、こうした疑問を抱えて、キヤノン(中国)広報担当の古賀崇文さんにお話を伺いました。

 記者:いろんなスポーツ種目の中から、キヤノンはなぜ野球を選んだのでしょうか。

 古賀:野球そのものは中国でまだまだ(普及されていないが)、これから人気が出来てくるスポーツだと思います。アメリカやヨーロッパでは、たいへん歴史もあって、非常に人気のあるスポーツですから。来年北京でオリンピックが行われ、中国の代表チームが野球試合に出ますので、野球はこれからますます盛り上がっていくだろうと思います。キヤノンは2003年から、サポートを始めて、中国の野球の発展に貢献していきたいと考えてサポートしてきています。

 記者:なぜ中国の大学でキヤノンデーを行なうのか、そのきっかけは何ですか。

 古賀:キヤノンは多くの方々に野球の会場に足を運んでいただいて、楽しんでいただきたいと考えています。大学生は会場に来てもらえる潜在的なお客様ですから。まず広州で始め、その後上海、今回は北京、その次は成都で、四回にわたって、こうしたイベントを企画しております。

 記者:今年は中日文化スポーツ交流年に当たり、中日国交正常化35周年の節目の年でもありますから、中日友好を促すため、キヤノンはまたどんなイベントを企画していますか。

 古賀:日本側では、日本の本社の御手洗会長が責任者としてそのうえに当たっているんです。キヤノン(中国)としては、中国側で文化交流、スポーツ交流に少しでも貢献できるようなイベントをいろいろと企画していきたいと思います。具体的に言うと、まず一つ目は、学生の文化交流ということで、日本と中国で、学生を交流させたいというイベントがあります。キヤノンとしては、大学生に限らず、中国にいる皆様にキヤノンが行なっている事業のことを知っていただきたいと思います。

 スポーツに国境はありません。スポーツは人間同士が交流するのに良い方法であり、人間と企業が交流を行なうにも良い方法だと言えます。伝統的な商品広告より、スポーツ協賛は国籍、人種の限界を超え、企業やブランドのイメージアップにプラスとなります。経済のグローバル化につれて、消費者のブランドに対する認知レベルも国際的になっています。スポーツ大会や文化イベントへの協賛は、企業が一般消費者に近づくチャンスをもたらします。これは一般広告が果たせない効果でしょう。経済社会の発展に伴い、物質的なニーズより、人々はスポーツや文化など精神生活に対するニーズが増えています。企業は社会の公益活動に参加し、協賛することによって、社会生活を豊かにする役割を果たすと同時に、企業は消費者の前で巧みに自分の製品やブランドを宣伝し、消費者からの親近感や好感を呼びます。これはまさにビジネス社会での互恵協力、つまり、ウィンウィンの効果と言えます。(詳しくは6月8日の『経済スクランブル』をお聞きください 取材:劉叡琳)

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