5月上旬から中旬にかけて、全国の大中36都市におけるブタ肉の平均卸売価格は1キロ当たり14.5元で、4月に比べ8.6%上昇しました。前年同期に比べると43.1%の上昇で、1キロ当たり4.4.元値上がりしたことになります。また卵の平均小売価格は1キロ当たり7.00元で、前月比2.6%上昇し、前年同期比では31.6%の上昇で、1キロ当たり1.68元値上がりしました。商務部が明らかにしました。
ブタ肉・卵価格の上昇の原因として(1)価格の周期的変動の影響を受けるとともに、家畜の飼育頭羽数が減少したため、市場での供給が減少した(2)飼料価格の上昇により、家畜の養殖コストが増大した(3)市場ニーズが伸びたーーことなどが挙げられます。
商務部の責任者は、今後ブタ肉市場の安定的運営を保障するための措置を取る予定で、必要があれば国の備蓄肉を放出するとの方針を示しました。
なお、ブタ肉卸売価格の上昇を受けて、商務部は国の備蓄肉の放出を検討しています。国の備蓄肉とは、突発的事件に対応し、食肉価格の変動を抑制するための重要な手段です。国は食肉を貯蔵し、必要に応じて市場に放出することを通じて、社会の安定維持をはかります。
国の備蓄肉には、中央備蓄肉と地方備蓄肉とがあります。関連規定に基づき、商務部は中央備蓄肉の行政管理に責任を負います。関連の省、自治区、直轄市、計画単列市(省クラスの経済権限を持つ都市)の商務主管部門は、中央備蓄肉の管理作業への支援・協力を行い、肉の貯蔵を請け負う業者や保管庫、家畜の飼育基地、加工業者などを選別・推薦します。華商儲備商品管理センターは商務部の委託を受けて、中央備蓄肉の入庫、貯蔵、出庫などの日常的管理と実際の作業を担当します。中央備蓄肉(主に生きている家畜の飼育)は4カ月を1周期とし、1周期ごとに入れ替えを行います。(人民網より)
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