天津でこのほど開催された「環渤海省市深化座談会」で、建設中の京津(北京ー天津)都市間鉄道旅客輸送専用線の建設工事と京津塘高速道路第2線の拡張主体工事が年内に完成する見通しであることが明らかになりました。新設される2本の北京ー天津の南・北高速道路、現有の京津公路、鉄道を加えると、北京ー天津間の高速交通線は2008年に計6本となります。
天津市の戴相竜市長によると、北京ー天津都市間鉄道は中国のハイレベル鉄道旅客輸送専用線としては最も早く着工し、最も早く完成する路線になるといいます。北京南駅から天津駅を直接結ぶ高速鉄道で、全長は115キロメートル、投資額は120億元以上、設計最高時速300キロメートル以上で、レールは年内に完成の見通し。運行が始まる2008年には、北京・天津両都市は30分で結ばれます。北京市と天津市塘沽区を結ぶ「京津塘第2高速道路」の天津区間プロジェクトは2006年上半期に着工、2007年末に主体工事完了、2008年上半期に運行開始の予定で、北京五輪ではスピーディな交通手段として利用されます。
このほか、北京と天津は、2本の南・北高速道路の新規建設を決定しています。北高速は、両市の経済発展重点地区の連絡強化と2空港の共同発展実現を主な目的としています。南高速は、北京と華東方面の連結に主眼が置かれており、同時に北京・天津間の連絡機能を高めることも考慮しています。(人民網より)
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