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バラック区庶民の新生活
   2007-01-18 10:10:43    cri
 今、遼寧省が所轄している14の市では、バラック地区の開発に力を入れています。高層ビルが立ち並び、新しい団地が次々とお目見えする中、住民たちが新しい生活を送っています。

 遼寧省撫順市の莫地団地。ここは、昔、撫順市で最も面積が広いバラック地区でした。住民1300世帯のうち、80%は石炭採掘に従事する労働者です。しかし、石炭が枯渇したため、リストラされる人も増えてきて、住民の生活は困難を極めていました。目下、莫地の開発工事が全面的に行われており、昔のバラックは、高層ビルや芝生の庭が広がる団地に生まれ変わりました。

 住居環境が改善されたせいか、住民たちもスッキリした面持ちです。8年間の交際期間を経て結婚した張さんと李さんが新居に引っ越してきました。新居のリビングに座りながら、新婦の李さんは、「張さんと随分前からお付き合いしていたのですが、ここの環境はよくなかったし、部屋もぼろぼろだったので、家族は交際を認めてくれませんでした。去年、開発工事が行われて、環境も部屋もよくなったので、やっと婚約を了承して貰いました。今年はやっと結婚できました。嬉しいです。」と幸せそうに話してくれました。莫地の変貌ぶりには目を見張るものがあります。昔は、結婚できず悩んでいた若い人たちも、次々と結婚しました。団地ができてから僅か10ヶ月間で、もう16組のカップルが結婚しています。

 昔、あばら家に住んでいた人たちは、苦しい生活を送っていましたが、今では整備された団地で明るく生き生きと暮らしています。莫地区に20年間住んでいる孟祥禎さんは、「昔は、環境が悪かったし、住居条件もよくなかったです。新しい団地に引っ越してから、皆、意識的にも変わりました。悪い習慣を排除し、自立意識が芽生えるようになりました」と深い感慨を抱いています。

 2005年4月6日、撫順市のバラック地区の第一期開発工事が全面的にスタートしました。40日間で、40万平方メートルにわたる取り壊し作業が行われました。2005年の1年間で、撫順では125万平方メートルのバラック区が取り壊されました。これは、遼寧省全体の83.2%を占めています。2005年11月3日、遼寧省共産党委員会の李克強主任が、莫地を視察した際、著しい変貌ぶりを目の当たりにして、「このバラック地区に住んでいた多くの人は、石炭採掘労働者です。彼らは国家の発展に大いに力を発揮してきました。今、彼らの住居環境を改善しています。工業基地を振興させた恩恵を、皆に還元したいです」と抱負を語りました。

 バラック地区の開発は、そこに住んでいた住民に大きな利益をもたらしました。また、開発に伴い、都市のイメージも改善されました。(翻訳 李イツ豪)

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